現場は常に進化している!
進化論的、九州地区学校歯科医会役員連絡協議会(沖縄8月6日)報告
◆学校歯科委員会、実は特殊な存在?
下表は、学校歯科保健活動を主に担当する組織と平成17年度の学校歯科関連予算である。
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組織名 |
予算額 |
備考 |
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福岡県学校歯科医会 |
36,054,000 |
年会費は29000円×980名 |
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鹿児島県学校歯科医会 |
16,118,300 |
正会員年会費18000円×558名。準会員98名。 |
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沖縄県歯科医師会学校歯科医会 |
6,603,000 |
県歯科医師会の中に学校歯科医会がある |
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佐賀県学校歯科医会 |
6,051,329 |
県学歯会費は3000円×356名 |
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大分県公衆衛生委員会 |
5,603,250 |
公衆衛生事業のうち学校関係事業予算 |
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熊本県歯科医師会学校歯科委員会 |
2,157,000 |
九州各県唯一の学校歯科委員会 |
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宮崎県地域保健委員会 |
1,025,000 |
地域保健関連予算のうち学校歯科関係費 |
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長崎県歯科医師会地域保健委員会 |
327,600 |
地域保健関連予算のうち学校歯科関係費 |
こうしてみると、学校歯科保健活動に対応するための九州各県のシステムは様々で、それぞれの県の
実情に応じて独自の進化の道を歩んできたようだ。学校歯科医会として組織強化を図り今日に至った県、
国の組織改革路線を参考にしながら委員会の統廃合を行ってきた県。その進化の結果が上記表であると
も言える。そして驚くべき事に、九州各県の中で学校歯科委員会が存在するのは我らが熊本県歯科医師
会だけ! いわば九州のガラパゴス状態とも言えるが、そこに熊本県の独自性と新たな進化の可能性
を感じるのである。

学校歯科委員会は
各郡市歯科医師会で学校歯科
医会的活動を活性化するのに
適応した形態かも知れない!
◆“青島刑事”の熱弁に、『学校に行こう』を再確認
クール・ビズと言いつつも、がんがん効かしたクーラーの作用で尿意を催した私がトイレに立つと、ある県の
先生と出くわした。その先生が真っ赤な顔でまくしたてた。
「子供たちの成長は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!その現場は常に進化してる
んだよ!!」 「はあ?なんのこっちゃ?俺、なんも言うとらんし・・・。踊る大捜査線?青島刑事?」そう思った
がよくよく聞いてみるとこういう事らしい。
学校歯科というステージは、むし歯や歯肉炎という疾病をターゲットとした「早期発見、早期治療」から予防
を目的とした「早期診断、長期予防・管理」へ、ヘルプロの理念に基づく「より健康に、よりよく生きる、自己実
現のための資源」、そして「歯・口の健康づくり」さらには「食育・食べること」(栄養士との連携)や「会話・話す
こと」(言語聴覚士との連携)から生きる力を育むライフスキルの形成というように、様変わりしてきている。
また、「他律的な健康つくり」から「自律的な健康つくり」へと移行していくための大切な転換期でもある。
つまり、子供たちが成長している現場がどんどん進化しているのだ。

青島刑事はさらに続ける。
「学校歯科医の多くが、そのことにまだ気づいとらんとじゃなかと・・・!」
「未だに疾病だけに目が向いているっちゃなかと・・!」
・・・・・・・・・・・・・・・しばしの沈黙・・・・・・・・・・・・・ふと我にかえり、☆☆☆大いに納得☆☆☆
これこそ、まさしくGo to Schoolそのものではないか!歯科健診だけが学校歯科医の仕事ではない
のだ。歯科保健管理・歯科保健教育・歯科保健組織活動を、学校はもちろん地域社会を巻き込み、
関係者が連携をとりながらバランスよく取り組んでいく必要があるのだ。
そして、新たな進化の可能性(熊本方式)を探るためにプロジェクトGは生まれ、アクションプランの種を
まいている!
学校歯科医の皆さん! がんばって 学校へ いきまっしょい!
学歯 田上大輔